大垣の家
ゆっくりと穏やかに
敷地は大垣市北部の学園地域に隣接した住宅街の一画にあります。周辺には水田が残り、青々とした稲が葉を揺らす頃、農業用水の水かさがひときわ増え、水の都と称される大垣の風景をうかがう事ができます。
敷地の形状は東西に長く、北および西側は道路に接し、東側と西側には農業用の水路があります。また、南側には2階建ての住宅が隣接し、敷地を囲むように建っています。
クライアントのご夫婦は大垣のご出身ですが、お仕事の関係で関西に住まわれていました。そんな中、子育ても無事終えられことを機に、家業を閉じられ故郷へもどられることを決心されました。大垣に育った第一の人生、子育てとお仕事で関西に住まわれていた第二の人生。そして、今回はご夫婦の時間をゆっくりと楽しむための第三の人生を、ここ大垣で始められます。念願だった畑仕事と庭仕事を楽しみながら、ゆっくりとそして穏やかな時を過ごせるようにすることが、この住宅のテーマです。
庭仕事で取れた野菜が食卓を彩り、庭を愛でながらの食事を楽しむ。
そんな生活が、この住宅に息づいてゆくよう願っています。
所 在 地 岐阜県大垣市
構造・規模 木造平屋
延 べ 面 積 124.43㎡
竣 工 2009年
施 工 株式会社 相宮工務店